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AviUtlでピッチ(音の高さ)を変えずに再生速度を変える方法

AviUtlにおける音声の扱いについてはお世辞にも優れているとは言えず、4つのオプションのうち音量と左右、再生位置くらいしかまともに使えません。

特に再生速度は、音声の波形をそのまま縮めただけになるので、速度を上げると音が高くなり、下げると低くなってしまいます。

ここで、表題のようにするには2つの方法があります。

  1. あらかじめ再生速度を変えた音声ファイルを作る。
  2. あらかじめ音程を変えた音声ファイルを作り、AviUtlで再生速度を変更する。

どちらも、AviUtlから1倍速で書き出したファイルを音声編集ソフトを使用して編集します。特に使い慣れたものがある場合はそれを使用してください。

有名なソフトとしてはSoundEngine FreeやAudacityがありますが、個人的にはAudacityをおすすめしておきます。

さて、方法1と方法2ですが結論からいうとほとんど違いがありません。

ここで2種類の特徴を示したいと思います。

  メリット デメリット
方法1 操作が手軽である。
音がズレる可能性が高い。
方法2 音がズレにくい。 計算が面倒。

音ズレについては後述。

私個人としては少し面倒な方法2をおすすめします。てさぐれ!部活ものOP検証動画

も方法2で作っています。

それでは今回1.5倍速にする手順を見ていきます。

Audacityに音声を読み込み、エフェクト→ピッチの変更。すると右のような画面が出てくるので、Percent Changeに、-33.333333333333と入力します。

計算方法としては、速度の逆数です。1.5の逆数は\dpi{80} \frac{2}{3}=66.6666…% 。つまり、100%から-33.33333…%になります。

OKをクリックして、今回の場合音程が低くなっていればOKです。

あとは普通に書き出して、AviUtlに取り込み、再生速度を150にすれば音程が変わらずに再生速度を変更でます。

音ズレについて

音ズレは端数の扱いによって起こります。例えばSoundEngineの時間伸縮は元の長さを100%として長さの比になります。

例えば、30秒の音声を時間伸縮で50%にすると15秒で2倍速になります。
この場合は音ズレなどは起こりません。

では、30秒の音声を1.5倍速にする場合どうでしょう。時間と速度は逆数の関係にあるので、速度が \dpi{80} \frac{3}{2} 倍になると時間は \dpi{80} \frac{2}{3} 倍、つまり66.66666…%になります。こうなってしまうと長いファイルほど後半につれ音がズレてくることになります。

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